落合ほたるの図

その昔、神田川と妙正寺川が落ち合う町「落合」は綺麗な水を求めて蛍がたくさん集まる江戸時代の観光スポットでした。浮世絵「落合ほたる」(新宿歴史博物館蔵) には、蛍狩を楽しむ人々の姿が描かれています。
明治・大正にかけて、落合には蛍と同じく綺麗な水を求めて多くの染色工房が集まりました。今でも、新宿区は知る人ぞ知る着物の一大産地なのです。「染のまち・落合」は今もその歴史を引き継いでいます。

後継者である私達は、浮世絵の名前をとって「落合ほたる」と命名しました。


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 江戸自慢三十六興「落合ほたる」
歌川豊国・歌川(二代)広重
元治元年(
1864年) 新宿歴史博物館蔵


伝統工芸はそれを使う人が主役です。
伝統工芸は「創り手」でだけでは残せません、
『使い手(着る人)』がいるから残るのです。

このスタンプラリーを通じて新宿区指定の地場産業である「染色業」の各工房を紹介し、多くの皆様に着物を着ていただく事を目的として開催いたします。尚、我々が創り出す着物や帯は、国や東京都から伝統的工芸品の指定を受けております

2015年から「落合ほたる」はバージョンアップし、「お江戸新宿・紺屋めぐり」として活動させていただきます。


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『お江戸新宿・紺屋めぐり』

紺屋とは染物屋の事。分業で行われる染め物には多種多様な業種があります。江戸小紋・江戸更紗・東京手描友禅・江戸刺繍・糊画・紋章上絵・染色補正・洗張・湯のし等、新宿区は神田川・妙正寺川の流域を中心に落合・高田馬場・早稲田にある染め物10業種を期間中に見学できます。それぞれの工房が独自の体験や展示も企画していますので、秋の散策がてらぜひ着物でお越しくださいませ。

開催
2015108日(木)〜17日(土)
日程及び内容は各工房によって異なります。
詳細は後日、お伝えさせて頂きます。
https://www.facebook.com/konyameguri

主催
新宿区染色協議会
http://tokyo-somemono.com/

後援
新宿区